2015年05月17日

第9回 鎌倉アカデミアを伝える会

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昨日(5/16)、第9回鎌倉アカデミアを伝える会が、鎌倉市材木座の光明寺で開かれた。以下、ごく簡単に当日のレポートを。

今回のメインスピーチは『友を語る』。若林一郎氏(演劇科2期生)が「カンちゃんこと中野寛次」を、加藤茂雄氏(演劇科1期生)が「シナリオ作家 廣澤榮」を、それぞれ半世紀に及ぶ交遊を振り返りつつ、熱く語ってくれた。

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東北新社で「アンタッチャブル」や「大草原の小さな家」など多くの海外ドラマのアテレコを担当し、声優の養成にも尽力した中野寛次氏。そんな氏の若き日から晩年までを若林一郎氏が回想。還暦を過ぎてからともに紙芝居の劇団を立ち上げたという「秘話」も。

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加藤茂雄氏は、『日本の青春』『サンダカン八番娼館・望郷』などで知られる廣澤榮氏が、「鎌倉大学創立(一周年)記念祭」で上演する予定だった「天佑丸」のガリ版台本(下写真)を片手に、同作が幻に終わった経緯を説明。また、氏の東宝助監督時代のエピソードも多数披露してくれた。

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お茶休憩をはさみ、1980年代生まれの青年研究者・渕上皓一朗氏(岩波書店)による講話「アカデミアの思想 −三枝博音の技術哲学−」。三枝校長の思想がこういう若い世代にまで影響を及ぼしているという事実に軽い衝撃を受ける。

後半は、卒業生やゆかりの方たちがひとことずつ。

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服部博明氏(文学科1期生)から語られたのは、開校当時、光明寺のこの部屋(書院)で、服部之總教授の三女・梁子さんが病気療養していたが、回復することなく旅立ったという哀話。

第1回から今回まで皆勤という参加者お二人がそれぞれの「アカデミア愛」を語る一幕も。そのうちの一人は通信制大学のご出身で、そこで西郷信綱教授の指導を受けたとのこと。西郷教授から送られた書簡も公開された。

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影絵劇団かかし座の後藤圭代表。演劇科1期生だった父・後藤泰隆(とう・たいりう)氏が前田武彦氏らとともに作った劇団小熊座がかかし座の原点。後藤代表はこういう催しが長く続いて欲しいと挨拶。

ほかにも廣澤榮氏のご長男、三枝博音校長のお嬢さんとお孫さんなども短いご挨拶を。最後に全員で、恒例の「鎌倉アカデミア学生歌」を合唱し、名残を惜しみつつ閉会。

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司会進行は鎌倉市中央図書館の平田恵美氏。第1回からプログラム編成も担当。今年も本当にお疲れ様でした。

帰りは若林氏、後藤代表と鎌倉駅前の居酒屋で、生しらすやあさりの酒蒸しを肴に一杯。来年は鎌倉アカデミア創立70周年。「どんな催しが行われるのかなあ」と、あれこれ想像をたくましくしつつ、杯を傾けた。

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posted by taku at 20:37| 鎌倉アカデミア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月14日

今年も旬の竹の子ネタ

昨年4月28日のブログに、アスファルトを押し上げるように顔を出した若竹のものすごいパワーのことを書いたが、今年同じ場所を訪れてみたところ、去年のような現象には残念ながらお目にかかれなかった。代わりに、アスファルトの奥の竹やぶから、頃合いの若竹が顔を出しているのを発見。持ち帰って、久しぶりに旬の食材を調理してみた。

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やや小ぶりだが、鮮度は抜群。

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本当は皮を着けたまま切り込みを入れるらしいが、時間短縮のため皮を剥いて2つ切りに。

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米糠は手元になかったので、米のとぎ汁で1時間ほど茹でてアクを取る。

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茹で上がり。このままかじりつきたくなるがしばし我慢。

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白菜のキムチと炒めて塩で味を調節。茹で立ての竹の子は、ほのかな苦味と爽やかな歯ごたえがまさに絶品で、水煮の状態で市販されているものとはまったく別物。ちょうどいい酒の肴になりました(何か今回は、ごくごくありがちなブログですな)。
posted by taku at 18:17| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月02日

うつしおみのパフォーマンス

『影たちの祭り』という影絵劇団のドキュメンタリーを撮ったころから、いわゆる「パフォーマンス」というものへの関心が高まってきていまして、最近はこの季節になると、横浜や都心で行われる大道芸のフェスティバルに出かけることが増えてきました。ただ、やはり性癖というのでしょうか、無心に芸を見て楽しむというよりは、ビデオカメラでその様子を撮影する方がメインになってしまうのですが…。

彼ら彼女たちのパフォーマンスはまさに一発勝負。こちらもそれに倣い、「一発撮り」でどこまで視聴に耐える映像を撮影できるか、というのが自分に課した密かなテーマです。パフォーマーの動きを予測しながら動画を撮影することは、判断力や瞬発力を鍛えるトレーニングにもなり、そのスキルは、次にドキュメンタリー作品を作る場合にも必ず生かされるのではないかと思っています。



というわけで、先週開催された第40回目の野毛大道芸で撮影した動画を先ほどyoutubeにアップしました。上の画面中央をクリックしてもご覧になれますが、youtube.comでご覧になる方はこちらからどうぞ。

今回撮影させていただいたのは「うつしおみ」というエアリアルとジャグリングのユニットで、メンバーは目黒陽介さんと長谷川愛実さん。大道芸なのににぎやかすぎず、詩情あふれる展開が素敵です。ちなみに「うつしおみ」というのは「現し臣」すなわち「この世に人としての姿を現しているもの。生きている現実の人」という意味だそうです(これが短縮して「うつせみ」という言葉になったらしい)。このネーミングもまた何とも詩的じゃありませんか。

エアリアルで自在に宙を舞う長谷川さんは、「うつしおみ」を名乗りながらも、まるで妖精を思わせる身のこなしが魅力的でしたが、何より驚かされたのはその体の柔らかさ。開脚は45度が精いっぱいの私には、とても同じ骨格で出来ているとは信じられませんでした。

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この足の開き方は「現実の人」としてありですか?

なお、先ほど「一発撮り」と書きましたが、10分を超える動画で単一ポジションはいささかバリエーションに欠けるため、後半はポジションを変えて2回撮影し、簡易的なスイッチング編集を行っています。
posted by taku at 19:11| 動画紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする