2016年04月13日

祝!仮面ライダー生誕45周年(4)

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仮面ライダー生誕45周年を祝い、タクラマブログがお送りするお宝本シリーズ第4弾。前回につづき、今はなき黒崎出版から刊行の『仮面ライダー画報』(1972年4月5日発行)。放送開始1年を迎え、番組が一番の盛り上がりを見せていたころの本である。同時期には「超人バロム1」「変身忍者嵐」(ともに東映生田スタジオ制作)もスタートしており、「第2次変身ブーム」が頂点を迎えつつあった。

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ついに本郷ライダーの本格復帰。どうせならオートバイも、この時点で新サイクロンにして欲しかった(「性能アップしたサイクロンにのって…」と書かれている割に、マシンが相当くたびれているような…)。

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当時の男の子なら絶対に真似したことのある変身ポーズ。

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出ました地獄大使。初回撮影時のスチールで、メイクが薄め。また、右から2人めと3人めの戦闘員が「ゴッツンコ」しているのもおかしい(こんなスチールしかなかったのか?)。

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このサイケ(?)な2色カラーと無理やりなコラージュこそ、この『仮面ライダー画報』の最大の特色。以下、こういうページがこれでもかと続きます。

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死神博士と地獄大使の紹介。死神博士は映画版「仮面ライダー対ショッカー」の時のスチールで、戦闘員が抱いている少女は大道寺珠美役の斉藤浩子。一方の地獄大使は、先ほどのページと同様、撮影最初期(ドクモンドとギリーラが登場する56、57話)のもので、したがってこの2枚の撮影時期はかなり近い(ショッカー基地がともに新デザインであることからも明らか)。それにしても死神博士の説明が思い切りガセで笑える。「ライダー2号にたくらみをじゃまされ、消えていった。処刑されたという説もある」って、ひどすぎない?

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「最初のボス」ゾル大佐は、2色ページながら2ページが割り当てられている。「くも男をはじめ多くの怪人をあやつって」とあるが、蜘蛛男のころはまだゾル大佐は赴任していないので、「地獄サンダーをはじめ」が正しい。なお、前回の『図鑑』では狼男の扱いがはっきりしていなかったが、数ヶ月の間に設定が定着したようで、「みずから黄金の狼男に化け」と記述されている。

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大変有名な特写カット。生田スタジオにほど近い階段にて撮影。ちなみに、これは裏焼きではないが、あとでこれの反転写真が堂々と出てくるので要注目。

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1〜3月期の「仮面ライダー」といえば、何といってもダブルライダーの競演。まさに「怪我の功名」というべきか。

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ただ、このあたりのスチールは、すでに「テレビマガジン」に掲載されていたものが多かったので、新鮮味は乏しかった。

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随所にあらわれる謎の2色ページ。どうしてこういうカラーリングなの? ライダーのCアイなんてまん丸だし…。デザイナー寝ながら仕事をしてたのか?

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後半は「50怪人全員集合」。蜘蛛男からドクモンド、ギリーラまでを収録。

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懐かしい蜘蛛男、さそり男あたりから始まり、

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かまきり男、死神カメレオンと続くが、このころの印刷物に載る初期怪人の写真は特写スチールが圧倒的に多くなり、オリジナルデザインを拝めないのが残念(このかまきり男もマントなし)。

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特写スチールはショッカーベルトなし怪人もベルトを着用するのが定番だが、それをくつがえしたのがムカデラス。衣装を前後逆に着た上、本来なら着用義務があるベルトを着け忘れている。

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出ました裏焼きクラゲダール。先ほどの写真と比較していただきたい。

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同一書籍でここまで堂々と裏焼きを載せるのはいかがなものかと。

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珍しく戦闘員をフィーチャーしたページ。でも「こしゃくな下っぱどもめ!」って…

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来ました、無理やりなコラージュ。これだと小さくてわからないが、手前のエジプタスが思いきり「切り貼り」。どうしてこういう変なことをするのか。

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黄金の狼男。前回の『図鑑』では未掲載だったが、今回は、ゾル大佐の写真とともにきちんと収載。

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一方の青色狼男は、「別個体」なのに「別怪人」とは扱われず、ナンバリングもなし。

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加熱するコラージュ魂。左側のナメクジラーはおかしいでしょ。2体いるわけじゃないのに。

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さらに加熱するコラージュ魂。驚くべきことに、左のライダー、右のギルガラス、ともに切り貼りという荒業。じゃあ元の写真には何が写っていたの?

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第1話が蜘蛛男。それから1年経って、新1号ライダーの最初の怪人(制作順)がドクモンド。これはある種のゲンかつぎだろう。私が生田スタジオで撮影を見学したのも、このドクモンドのエピソードだったので思い入れは深い。

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映画版に登場のザンジオー、ドクモンドと同時撮影のギリーラ(この2体は4月放映)ときて、50怪人はこれで終了。

1年間で52話制作、4月放映の2話と映画版を合わせるとエピソード数は55になるが、怪人の数は50人、いささか計算が合わないようにも思えるが、これは前後編エピソードがいくつかあったためである(死神カメレオン、コブラ男、サボテグロン、ピラザウルス、キノコモルグの5体)。

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このシリーズ、今回でひとまず終わりです。
posted by taku at 17:53| 特撮 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする