2016年10月24日

映画『鎌倉アカデミア 青の時代』



告知です。かなり前から製作していたドキュメンタリー映画『鎌倉アカデミア 青の時代』がようやく完成しました。119分という長尺ですが、最初は3時間近くあり、削るのにかなり苦労しました。

公開も決まりました。来年(2017年)5月、新宿K's cinemaを皮切りに他都市にも広げていく予定です。

いやあ、それにしても長い道のりでした! 今から10年前の創立60周年記念祭の時からカメラを回し始めていますので、実に足かけ11年! そのころの映像素材はハイビジョン(16:9)ではなく、DV(4:3)だったりするのも時代を感じます。そして何より、この10年の間に黄泉路へ旅立たれた関係者の方たちの御顔を思い浮かべると、時の流れの速さ、無常さに言葉を失います。

映画『鎌倉アカデミア 青の時代』公式サイト:kamakura-ac.blue

鎌倉アカデミア創立70周年記念作品
鎌倉アカデミア の時代
-ある「自由大学」の記録-

インタビュー出演:鈴木清順/岩内克己/勝田 久/加藤茂雄/川久保 潔/若林一郎/岡 喜一/小池 榮/斎藤昌男/近藤信行/栗原治人/堀 久子/服部博明ほか
再現映像出演:劇団かかし座

構成・撮影・編集・監督:大嶋 拓
再現映像撮影:石田 直
宣伝デザイン:秋山京子

テーマ曲「鎌倉アカデミア学生歌」
作詞:吉野秀雄 作曲:矢代秋雄
指揮:川合良一 合唱:鎌倉市民混声合唱団

資料提供:鎌倉市中央図書館 近代史資料室
特別協力:鎌倉アカデミアを伝える会
鎌倉アカデミア創立70周年記念祭実行委員会
製作・配給:「鎌倉アカデミア 青の時代」製作委員会
posted by taku at 19:35| 鎌倉アカデミア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月22日

おらが生田は特撮の町

昨日(10/21)の「じゅん散歩」(テレビ朝日系)で、川崎市多摩区生田が取り上げられていました。かつてこの町には、東映の生田撮影所(生田スタジオ)があり、そこで「仮面ライダー」などの特撮番組が作られていた、との説明が(第4話「人喰いサラセニアン」の映像もダイジェストで流れました)。

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これが当時の生田スタジオの写真。画像提供者は…そう、私です(右上にテロップが出ているのがおわかりでしょうか)。半月ほど前にテレビ朝日映像のスタッフの方から連絡があり、こちらのページで紹介されている画像を拝借したいとのことでした。あのころのスタジオ外観写真というのはほとんど残っていないそうです。
ひとつ気になったのは、番組の冒頭で、生田駅周辺の風景を映したあと、すぐ生田スタジオの画像に切り替わったこと。この見せ方だと、生田スタジオは生田駅の近くにあったと思う視聴者が少なからずいるのではないでしょうか。ちなみに実際の最寄駅はひとつ先の「読売ランド前」で、住所も川崎市多摩区細山(現在は麻生区多摩美)、生田駅周辺とは別エリアです。まあ、このあたり一帯の総称が生田(上菅村と五反村が合併して誕生)なので、大きな意味では間違っていないんですが(細かいところにこだわるのがマニアの悪い癖)。

さて、このあと生田スタジオの跡地に足を伸ばすかと思いきや、残念ながらそういったくだりはなく、散歩者が次に向かったのは、駅南口から歩いて数分のこの建物。

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今も生田に実家がある私にとっては、さんざん見たことのある外観だったのですが、カメラが中を映したのを見てびっくり!

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「デンジマン」「サンバルカン」「シャリバン」「ジャスピオン」など数多くのヒーロー番組の現場スチールが、これでもかと壁に貼られているではありませんか! 何とここは、それらの番組でヒーローのスーツアクターを担当した柴原孝典氏が代表を務める「オフィスワイルド」だったのです。まさか、こんなところにあったとは!

いやあ、生田は今も昔も特撮の聖地ってことですよ。地元民としては、少し得意げなのでした。
posted by taku at 21:52| 特撮 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする