2015年02月09日

ウルトラマンスタンプラリー

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というわけで、やはり出かけてしまいました、ウルトラマンスタンプラリー。先月14日、高崎白衣大観音を訪ねた帰り、新宿駅でウーに遭遇したのが運のつきというか何というか。

とにかくスタンプラリーなるものをやるのは完全にこれが生まれて初めてで、どこからどう回ったらいいのかわかりません。
小田急線人の私は新宿が起点なので、とりあえず新宿に降り立ち、でも新宿駅のウーは前回すでに押してあるのでスルーし、ありがちですが、まずは山手線に乗ってみました。

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新大久保はピグモン。先客は2名。

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高田馬場はバニラ。バニラって赤い怪獣ですから赤羽あたりがふさわしいような気がするんですが。ここには女性が1名。やっぱり女性が多いですよ〜。

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目白はややマイナーなステゴン。先客ゼロ。何か閑散としてましたが、

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スタンプ台の下のところに赤と黒のウルトラマンの折り紙が。こういう手作りの趣向はいいですな。

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池袋はアントラー。ターミナル駅なのに、ほとんど案内の表示がなくて探すのに苦労しました。でも、さすが人気怪獣。ちょっとした行列です。

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ここから埼京線に乗り換え。板橋はやはり人気怪獣のはずのゴモラですが…、たまたまでしょうか、誰もいませんでした。

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十条はゴドラ星人。こちらも無人。

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余談ですが、このスタンプラリーの怪獣&宇宙人、スタンプ台のところの写真と、スタンプ台の位置を知らせる案内ポスターの写真が、同一のものと違っているものがありまして、ゴドラ星人は違っていました(下画像参照)。

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やはりこういう風にバリエーションがある方が楽しいですね。

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赤羽は愚鈍、ではなくグドン。ちなみにこの頭部の型は後に『シルバー仮面(ジャイアント)』最終回に登場するワイリー星人にも使われます(制作会社が違うのに…。大らかな時代でした)。

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東十条はアギラ。うーん。グドンといいアギラといい、成田亨が抜けてからのウルトラ怪獣&宇宙人デザインは、どうもあまり私の好みではないようです。

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出ましたメトロン星人。ここはかなり表示がわかりやすい。

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熱心なオタク愛好家の方が何枚も写真を撮っていました。

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スタンプ台が円形なのは、例のちゃぶ台のシーンにちなんでいるとか。

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田端はリリー。わざわざ「総天然色ウルトラQ」から画像を抜いてるのが芸コマだなあ、なんて感心してる場合じゃない。
おいおい、リリーは怪獣でも宇宙人でもないでしょ。一の谷博士いわく「シナプスの崩壊現象」によって精神と肉体の分離が起きて発生した、少女の「精神」のはず。こういうのを入れるくらいなら、ラゴンとかゴルゴスとかパゴスとか、もっと入れるべき「Q」怪獣はいろいろあると思うんですが…。

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というわけで、マニアにもあまり人気があると思えないリリーのスタンプ台は、おばちゃんの荷物台になっていました(当然先客ゼロ)。

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西日暮里は一転して、ファンが多いと言われるダダ。やはりこうして先客が。

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案内もしっかりダダ語表示です。

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日暮里はゲスラ。「これぞスタンプラリー」というべき、何となく微笑ましい光景。

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上野はシーゴラス。NEWDAYSの真ん前でした。

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お待ちかね、ネットでも話題の御徒町。

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どうやらゼットン愛に溢れた駅員さんがいるようで…

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ポスターにもウンチク満載。ほかの駅でもこういうのがもっと見たかったですね。

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さすが最強ゼットンさん、大人気。

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サラリーマンも思わず足を止める。

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「この怪獣は他の駅でも大変人気が高く、様々な難関を突破し、御徒町駅のキャラクターとなりました」とのこと。どんな難関だったか、すごく気になります。

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秋葉原はザラブ星人。こちらも大人気。

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この宇宙人は、携帯用の小型電子頭脳をちゃちゃっと組み立ててしまうようなメカオタクなので、秋葉原にはマッチしてるんじゃないかと思います。

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一駅だけ中央線に乗り御茶ノ水へ。ジラース(エリマキゴジラ)には人だかりなし。

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神田はガンダー。駄洒落ですな。ここもなぜか女性多し。
この辺でそろそろくたびれて来たので、以下、駆け足で。東京(べムスター)、有楽町(ギガス)、新橋(ウルトラセブン)はすっ飛ばします。

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そして因縁の「帰ってきたウルトラマン」@浜松町。

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「ウルトラマンジャック」。大変に違和感のある、このネーミング。

これについては、ちょうどいい機会なのでこの場で意志表示しておきたいのですが、最初期からのオールドウルトラファンである自分にとって、どうしても馴染めない(許せない)ことというのが3つほどあります。すなわち、

1)ウルトラセブンを「ウルトラマンセブン」と呼ぶ
2)帰ってきたウルトラマンを「ウルトラマンジャック」と呼ぶ
3)スペシウム光線、と言いながらワイドショットのポーズをする

の3つ。

1)と3)はあきらかに「誤り」なので議論の余地はありませんが、2)についても、本放送をリアルタイムで見ていた世代の多くは「ポカーン」という感じではないでしょうか。「ウルトラマンジャック」という呼び方は、特撮ファンはそのほとんどがご存じのように、1980年代以降の「公式設定」すなわち完全な後付けで、もともとはウルトラマンタロウの呼称として考えられていたものです。当然、作品中で「ジャック」なる呼び方は一切されていません。2000年以降、DVDの販促ビデオなどを見ると、名古屋章の新録ナレーションで、「がんばれ、僕らのウルトラマンジャック!」などと語られていますが、どうにも違和感が強く、いまだにまったくなじむことができません。

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今回のスタンプラリーでは、われわれの世代には「サドラー」として馴染み深かった怪獣が「サドラ」、「マグラ」として認識されていた怪獣が「マグラー」という呼称でラインナップされています。どちらも、本放送当時のテロップ表記にしたがっているということですが、それなら「帰ってきたウルトラマン」も本放送当時の呼称にしたがって「ウルトラマン」(ドラマ中では「ウルトラマン」以外の呼び方はされていない)、あるいは番組タイトルである「帰ってきたウルトラマン」で統一するべきです。

でもこういうのは世代論でしかなく、「ジャック」「ジャック兄さん」などという呼び方の番組や映画を見て育った人たちには、ほとんど違和感がないものである、というのも頭では理解できているのです。
ちなみに、「ウルトラセブン」に登場するキングジョーやクレージーゴンなどは、本放送当時はそれぞれ「ぺダン星人のロボット」「バンダ星人のロボット」でしかなく、放送終了後、怪獣図鑑や雑誌などに掲載するにあたり、名なしの権兵衛では困るということで命名されたのですが、それでも、まだ幼かったわれわれは、そうした「後付け」の呼称に何の違和感も抱きませんでした。その呼び方に「いつ」出会ったのか、が、こうした問題を語る上で見過ごせないポイントのようです。

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まあ、永遠に解決しようにない問題はそれくらいにして、浜松町の駅にはその「帰ってきたウルトラマン」とスノーゴンのぬいぐるみのような人形も飾られていました。

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それにしても、何でスノーゴン? スタンプラリーにも入っていないのに。もしかするとJRのスキーキャンペーンの一環?

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気を取り直して大崎へ。こういう「サブタイトル活かし」はいいですね〜。

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一部では初代をしのぐ人気の、二代目バルタン星人。細身でスタイルがよく、成田亨のオリジナルデザインは初代よりこれに近いです。

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にも関わらずスチール写真がまったく存在せず、こういうところに飾られる写真もすべて本編からの抜き焼きという不運な存在。とにかく二代目バルタンには個人的に大変思い入れが強いので、いずれ稿を改めて書きたいと思っています(書きました。こちらです)。

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左に写っている小学生カップルは、私が大崎駅に逗留している間じゅう、スタンプ台のそばからまったく動きませんでした。これも二代目バルタンの魅力ゆえ?

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五反田はペスター。この怪獣を選んだのは「五」角形のひとでに似ているからと理由が書かれていました(ちょっとこじつけ?)。

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目黒はイカルス星人。たしかに目が黒いですが…。ここにはなぜか、スタンプが2つ。

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恵比寿はナックル星人。おめでたい神様の名前にはまったく似つかわしくない「坂田兄妹殺し」の悪党です。

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渋谷はスカイドン。ここで10駅達成賞品のめんこをゲット!

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すぐそばにあった渋谷駅のスタンプの前にはこんな表示が。たしかにまぎらわしい。

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この後もうひと駅だけ、と思い原宿に向かったのですが、帰宅ラッシュでスタンプ台が見えません。

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何とか人波をくぐりぬけて、この日最後のスタンプを押しました。

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ナースの案内ポスターは円盤状の写真。このチョイスはナース、いやナイスですね〜。

11時半くらいから回り始めて18時近くまで、約6時間半で24駅のスタンプを押しました。いやあ、結構歩きましたよ。これは運動不足の現代人にはいい運動になるかも知れません。

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では改めてこの日の成果をご報告。

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ウルトラQ 1/12個(リリーのみ!)

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ウルトラマン 12/27個

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ウルトラセブン 6/14個

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帰ってきたウルトラマン 5/11個(ブルーのスタンプインクが全体に薄かったような…)

といった感じで、やはりウルトラマン率が高かったですな。2月27日までの間に再チャレンジするかは微妙ですが、とりあえず、全駅制覇は難しいように思われます(かなり遠い駅もあるし…)。

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10駅のスタンプもウルトラマン限定。下の4つは宇宙からの侵略者でまとめてみました。

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賞品のめんこはウルトラマンとウルトラセブン。文句なしです。

それにしても、幼稚園や小学校低学年のころ夢中になっていた怪獣や宇宙人に、50年近く経った今、東京の主要駅でこうして再会することになろうとは…。

とにかく参加している人の年齢がかなり高いスタンプラリーでした。たまに20代の若者もいましたが、多くは私と同世代(40代後半〜50代)だと思われます。いいオッサンがウルトラマンのスタンプ帳を片手に、半日あるいは1日かけて都内を列車で走り回る…。その原動力は一体何なのでしょうか。

人間というのはある程度成長した時、親や社会から、幼いころに熱中したものを、一度捨て去ることを強要されます(それが大人になるための通過儀礼なのでしょう)。そして今の40〜50代の男性の多くにとって、その対象は怪獣&宇宙人だったと思います。私の場合もご他聞にもれず、小学校を卒業したころ、かなりの量の怪獣本やグッズを処分させられました。また、思春期の到来とともに、興味の対象が異性(アイドル)、音楽、映画といった、怪獣以外のものに移り変わっていったのも事実です。

しかしそれから何十年かが過ぎ、人生も後半戦に突入した今、過去を振り返って、自分が一番熱中したものは何だっただろうと考えた時、まず鮮明に脳裏に蘇るのは、あのアイドルでもあの映画でもなく、あの怪獣、あの宇宙人だったりするのです。少年時代のピュアな情熱に勝るものなど、そうそうありはしません。親の目や世間体などを気にするようになった思春期よりも前に、いわば無条件に心を奪われたものには、抗しがたい魅力があるということです。そして、そう感じているのが私ばかりでないことを、今回のスタンプラリーの盛り上がりは如実に証明しているように思います。もちろん、その心理の深層には、過ぎ去った幼少期そのものへの郷愁も潜んでいるのでしょう。50代といえばシニア世代の一歩手前。残り時間にも限りがあることですし、もはや世間体など気にはしていられません。好きなものにはまっしぐら、でいいのだと思います。

来年(2016年)は、「ウルトラQ」「ウルトラマン」の放送開始50周年、「仮面ライダー」の放送開始45周年という節目の年。こうしたムーブメントが一層の盛り上がりを見せるかも知れません。
posted by taku at 19:54| 特撮 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする