2015年08月08日

合体木の不思議

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上記画像2点は、実家の増改築を行っていた昨年8月に撮影(業者がどこかバレバレですな)

実家の裏庭にひっそりと立つ2本のビワの木。

幼稚園に通っていたころだったろうか、父が町で買ってきたビワがあまりに美味だったので、その種をいくつか埋めてみたところ、やがて芽を出し、いつのまにか立派に実をつけるまでに成長した。日当たりの悪い場所なので、ご覧のとおりひょろひょろだが、さすが遺伝子のなせる業で、その実は心底甘く、例年6月は高枝切りハサミで鈴なりの実を収穫するのが、わが家の恒例行事となっていた。

gattai03.jpg 例年こんな感じでたわわに実がついていた(2013年)

しかし、実をつけるようになって30年近くが過ぎ、少しずつ樹勢も衰え、ついにそのうちの1本が立ち枯れてしまったという(私は現在実家に住んでいなので、後日母から知らされた)。枯れたまま放置しておくのも、という母の判断で、造園業者に右側の1本を根元近くから切ってもらったということだったが、先日実家を訪ね、その木を改めて見て、面白いことに気づいた。

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もともとは完全に2本の木だったはずなのに、いつの間にそうなったのか、現在は、根元のところがつながっているのだ。それに、木の間の距離も、種を蒔いた当初よりもずいぶん狭くなっているような気がする。

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ネットで調べてみたところ、このような状態を「合体木」「合体樹」といい、長い年月のうちに木と木が融合してしまう現象なのだという。しかし、ネットでの例を見る限り「樹齢何百年」といった感じの老木巨木が多く、それに対しわが家のビワはせいぜい樹齢45年で、老木というほど年を重ねてはいないのだが…。

これは勝手な推測だが、「日当たりの悪い裏庭で生きていくには、1本ずつではパワーが足りない」と考えた両方の木が、心を合わせて短期間のうちに合体を強行したのではないだろうか。さらに写真をよく見ると、枯れた木の下の方からも新しい枝と葉が出てきており、これなども、根が左の木と合体しているためではないかと思えてくる。植物に意志があるとはしばしば言われることだが、まったく不思議な現象である。

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posted by taku at 16:04| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする