2016年04月07日

ダイヤモンド富士

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昨日(4/6)、鎌倉・材木座海岸で遭遇した、富士山頂に沈む夕日。少し右にずれていますし、また雲がかかっていたため太陽の形がはっきりわかりませんが、それでも、なかなか印象的な情景だと思います。通称「ダイヤモンド富士」というそうです。

富士山頂から太陽が昇る瞬間と夕日が沈む瞬間に、まるでダイヤモンドが輝くような光景が見られることがあり、この現象をダイヤモンド富士といいます。富士山と光輝く太陽が織りなす光景は、まさに自然の芸術といえます。
富士山が見える地域なら、どこからでもダイヤモンド富士が見られるというわけではありません。富士山が東か西の方向に見える場所で、気象条件がよければ、年に2回、ダイヤモンド富士が見ることが出来ます。

(国土交通省関東地方整備局ホームページ「ダイヤモンド富士」より)

上のサイトによると、茅ヶ崎海岸周辺=4月4日、鎌倉海浜公園稲村ヶ崎地区=4月4〜5日、逗子海岸=4月5〜6日が、春の観測可能日となっていて、まさに昨日は、湘南地区における数少ないシャッターチャンスの日だったというわけです。しかし、私はそういうことはまったく頭にありませんでした。ただ単に、久々に晴れ間がのぞいたので、「桜が散ってしまわないうちに、鎌倉アカデミアの最初の校舎である光明寺の春の風景を撮影しておこう」と鎌倉まで出かけただけです。

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こちらが光明寺の桜。すでに葉桜になりかけている木もありました。

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そしてその帰り、「せっかくだから、海に沈む夕日も撮っておこうか」と光明寺近くの海岸に出て、日没までビデオカメラを回し続けました。つまり、上の画像(動画をキャプチャしたもの)を撮影した時点では、私は「ダイヤモンド富士」なる言葉も、その意味するところもまったく知りませんでした。

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では、どこでそれを知ったのかというと、撮影を終え、光明寺前のバス停に向かったところ、時刻は18時16分少し前で、すでにバスの到着時刻になろうとしていましたが、一向に来る気配がありません。そこで、先に並んでいた初老の紳士に、
「16分のバスはもう行ってしまいましたか」
と聞くと、
「まだ来ていないと思いますよ。遅れているんじゃないかな」
との返事。会話は一旦そこで途切れましたが、彼は私が手にしていたビデオカメラに目を留め、
「これで撮影していたんですか? よく撮れましたか?」
と聞いてきました。続いて、自分は光明寺の上の展望台から狙っていたのだが、あまりよく撮れなかった、年に2回しかないチャンスなのに残念だった、などと語り始め、その話に耳を傾けるうち、昨日がこのエリアで「ダイヤモンド富士」をおがめる貴重な日だったと知ったわけです。その紳士とは、その後もバスの中で、写真の話にいろいろ花が咲き、鎌倉の駅で別れました。

そんないきさつですから、昨日の夕方「ダイヤモンド富士」と対面したのはまったくの偶然ですし、また、バス停で偶然この紳士に話しかけなければ、私は自分が撮影した映像を、今も「ダイヤモンド富士」とは知らないままでいたことでしょう。2つの奇妙な偶然によって、珍しいものに巡り合えた、53歳の誕生日でした。
posted by taku at 14:41| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする