さて、前回は劇作家・若林一郎さんのトークの一部を公開しましたが、今回は、劇団かかし座の後藤圭代表のトークを、30分のダイジェスト版でお届けします。鎌倉アカデミアに学んだ劇団創立者の故・後藤泰隆氏の思い出や、現在に至るまでのかかし座の歴史、影絵の尽きせぬ魅力などを、たっぷり語っていただきました。お蔵出しフィルム作品「アリババと40人の盗賊」「金のがちょう」などのダイジェスト映像や、鎌倉アカデミアで泰隆氏と同級だった加藤茂雄さんによる「秘話」も収録しています。大型連休のひとときに、是非ご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=PbKXkRdczY8
前回の若林さんのトークはほぼ撮影素材のまま公開しましたが、今回は気合を入れて60分以上のものを半分に編集してみました。これまでの劇団かかし座の歩みが、大づかみではありますが、お分かりいただけるかと思います。かくいう私も、『影たちの祭り』という映画でかかし座の人たちと親近するようになったため、どうしても「かかし座=手影絵」とイメージが強く、それ以前の歴史やかつての作品については、今回のイベントで見知ったことも多かったのです(かかし座が制作に携わった「千代太郎子ども劇場」の声の出演が、昨年亡くなった熊倉一雄氏であったことも、この間の上映で知りました)。