2017年12月31日

2017年、年の瀬に

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今年(2017年)も、あと7時間ほどで終わる。

1年を振り返って、いろいろ思い出すことはあるが、やはり自分にとっては、10年越しの映画『鎌倉アカデミア 青の時代』を世に出せたというのが一番大きい。何と言っても最初にカメラを回したのは2006年の5月、まだビデオの基本フォーマットがHD(16:9)ではなくSD(4:3)だった時代である(したがってこの時の映像はSDでテープ収録)。このあとに、『凍える鏡』を撮って、『龍の星霜』を書いて、『影たちの祭り』を撮って、実家も改築して、その間には東日本大震災もあって…と、今年1年を振り返るはずが、いつの間にかこの10年あまりを振り返ってしまう。

そんな長大な作品がひと区切りついたということもあり、目下、完全な抜け殻状態である。「次は何を撮るんですか?」と聞かれることもあるが、まったく答えられない。ネタはあるけれど隠している、のではなく、本当に何もないのである。まあ、こういう時期はこういう時期ということで、普段見ないものを見たり、行かない場所に行ったりして、鋭気を養うべきなのだろう。

今年は『鎌倉アカデミア 青の時代』の公開に関連して、実に多くの方々のお世話になった。その方たちにあらためて感謝の意を捧げつつ、2017年を送りたいと思う。
posted by taku at 16:30| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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