
少し前の話になりますが、大型連休の後半、日本一の誉れ高い「相模の大凧まつり」に行ってきました。
早川健のセリフじゃありませんが、ハッタリではなく正真正銘、「日本で1番」の大凧をあげる、200年近い歴史のあるお祭りだそうです。相模原周辺に居を構えてすでに10年以上が経ちますが、不覚にして最近までこの催しの存在をきちんと認識していませんでした(ポスターやチラシを駅の構内などで見てはいたのでしょうが…)。

5月5日。文句なしの快晴。前日の4日は強風でしたが、この日は肌に感じる風も心地よく、素人の判断では絶好の凧あげ日和。爽やかな5月の空を優雅に飛翔する大凧を堪能できるものと思い、メイン会場の「新戸」に向かいましたが……

想像以上のデカさ。人が蟻のようです。

連休中とあって、会場の川べりはかなりのにぎわい。
相模の大凧まつりの公式サイトによれば、
新戸大凧保存会の大凧は、8間(14.5m)四方ですから、64坪、128畳の広さがあり、重さは、大凧の引き綱の重さもあわせておよそ950キログラムあります。この大凧を揚げるには、風速10〜15メートルの風と、総勢100人の人間が必要です。(中略)新戸の8間凧の長時間滞空記録は、平成14年(2002年)「祝風」の6時間7分55秒です。
とのこと。それはいいのですが、上に書かれた「風速10〜15メートルの風」という奴がなかなか吹いてくれないのか、いつまで待っても、凧は大空に舞い上がりません。

すぐお隣りの勝坂会場では、8間よりはだいぶ小型の3間凧が悠々と空を泳いでいます。
小型といっても、3間は5.45mなので面積は29.7u(9坪)、つまり18畳相当で、かなりの大きさです(ちなみに1間は181.8cm)。重量も、8間凧から推察して100kgは超えているでしょう。

なお「大凧」というと、昭和の特撮ファンは、ほぼ反射的に白影さんが赤影のピンチに駆けつける時のあれを想像すると思いますが……

「あ〜かかげどの〜!!」という声が聞こえてきそう。

「仮面の忍者 赤影」(第一部 金目教編・1967)より。(C)光プロ・東映
あの忍者凧は、物理の法則を無視した「子ども騙し」だと、子どもの分際で決めつけていましたが、今回、これだけのスケールの凧が長時間、安定飛行しているのを見ると、人間が凧に乗って飛ぶというのも、あながち荒唐無稽とは言えないのではないか、と、これまでの思い込みを改めるいい機会になりました。
結局、40分以上待っても、8間凧は離陸しそうもないので、堪え性のない私は、「3間凧を見ただけで今回はよしとしよう」と、14時を回ったころ、来た道を相武台下の駅まで戻り始めました(あとから調べたところ、その数分後に、短時間ながら離陸したそうです。あーあ)。
てくてく歩いていたところ、道のそばの畑の片隅に、一風変わった、オブジェのような大木が……

おそらく桜だと思うのですが、その幹に、ツル科の植物が巻きついて、なんとも異様な様相を呈しています。


巻きついたツルの間から伸びた枝に、桜が花を咲かせているのですが、どこか窮屈そうで、痛々しく感じてしまいました。

帰宅後、ネットで調べてみると「ツル植物は樹木に覆いかぶさり、光合成を阻害し、樹木を弱らせ、放置すれば枯らしてしまう。カナムグラで5〜6m、クズは10mを越える樹木も枯らしてしまう。樹木に寄生する訳ではないが、樹木の成長に多大な害を及ぼす」とのこと(「敷地内のツル植物」参照)。いやはや、桜の木にとっては大いに迷惑な存在のようですが、畑の隅に忘れられたように生えている木のことですから、この先も、このまま放置されてしまいそうで少々気がかりです。

最寄り駅の相武台下のホーム。普段は人影もまばらな無人駅ですが、この日はご覧のとおりのにぎわいでした。














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