2026年05月15日

色のない時代へ

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カルビー(株)提供画像

カルビーが、主力の「ポテトチップス」など一部製品のパッケージを白黒にする方針であることがわかった。中東情勢の悪化に伴い、ナフサから作られる印刷用インクの供給が不安定になっていることが原因という。
(2026年5月11日 朝日新聞)

日清製粉ウェルナは13日までに、主力商品「マ・マー スパゲティ」や乾麺を束ねるテープを印刷のない無地に変更していくと発表した。「国際情勢の影響により印刷入り結束テープの調達が不安定」になったためだとしている。これまでは赤字で「2分」などと茹で上がりの時間が印刷されていたが、変更後は何も表記されなくなる。
(2026年5月14日 産経新聞)

カゴメは14日、「カゴメトマトケチャップ」の一部製品でパッケージを変更すると発表した。チューブ容器を入れる袋の白い下地を減らして透明にする。中東情勢が緊迫化して白インクの調達が難しくなっているのを受けた措置。5月下旬頃から店頭で順次切り替わる見込みだ。
(2026年5月14日 日本経済新聞)

50年以上前のオイルショックの際には、石油とは直接関係がない(と思われる)トイレットペーパーが市場から消えたことがあり、当時小学5年生だった私は、どうもその因果関係をはっきり理解できないまま今日に至るのだが、あれに比べれば、今回のインク節約は、一応筋は通っているように思う。さりとて、カラーテレビが一般に普及してすでに半世紀。すべてのジャンルに「色」があふれている現代の日常に慣れ切った目には、今回のポテトチップスのパッケージの白黒化は、何だか時代に逆行しているような不気味さを覚える。ネットでも、「ディストピア感がすごい」などの感想が散見されるが、自分も同感である。このパッケージは、どうもこれから到来するらしい「彩りの喪失した時代」「闇の中で息を潜めて生きるしかない時代」の、ひとつの予兆のように思えてならない。

さて、そんな報道を横目で見つつ、2ヶ月ぶりに銀行のATMで通帳記入をしたところ、前の通帳が一杯になり、新しい通帳が発行されたのだが、何と、これまでは文字だった「繰越済」の文字がまさかの文字に!インク不足は、早速こんなところにも波及していたのでした。

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ちなみに、1970年代に作った口座なので、「嶋」が「島」になっています。当時はそれが主流でした。
posted by taku at 14:23| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする